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【プロンプト集】AIで 日次キーワード棚卸し をする方法
― 判断しないAIを、ブレインストーミングの起点にする ―
はじめに:AIは「考え役」ではなく「付箋係」
日々の企画・広報・情報発信の現場では、
「今日、世の中で何が話題になっているのか」を把握するだけでも、
意外と時間と労力がかかります。
そこで近年注目されているのが、
AIを“判断しない情報収集係”として使うという発想です。
この記事では、
- 意思決定は人が行う
- AIは素材を並べるだけ
という前提で、
AIを使って日次の話題キーワードを抽出するためのプロンプト集を紹介します。
目的はひとつ。
ブレインストーミングの材料を、毎日・機械的に揃えること
このプロンプト集の設計思想
まず大前提として、ここで紹介するプロンプトは
「良し悪し」「重要度」「おすすめ」などを一切出させません。
AIにやらせるのは、次の3つだけです。
- 拾う
- 数える
- 並べる
つまり 分析AIではなく、観測AIとして使う という考え方です。
基本プロンプト①|最小・最強版(まずはこれ)
目的 直近24時間で露出が増えている語を、評価なしで20個出す
あなたは「判断しない収集係」です。
直近24時間のニュース見出し・SNSトレンド・検索急上昇から、
露出が増えている「名詞/名詞句」を20個抽出してください。
重要度・おすすめ・解説・理由・戦略提案は一切禁止です。
出力は箇条書き(最大20個)のみで、他の文章は書かないでください。
✅ 特徴
- 最短
- 毎日回せる
- AIが余計なことを言いにくい
基本プロンプト②|前日比を明示して、より機械的に
目的「今日増えた語」を、AIの主観なしで拾う
直近24時間(A)と、その前の24時間(B)を比較し、
Aで出現頻度が増えている「名詞/名詞句」を20個抽出してください。
評価・解説・推奨・論点整理は禁止です。
語の列挙のみを、箇条書きで出力してください。
✅ 特徴
- “新しさ”に寄る
- トレンド変化を拾いやすい
- ブレインストーミング向き
応用プロンプト③|地域語を必ず混ぜたいとき
目的 全国トレンドに偏らず、地元文脈のヒントも出す
日次キーワードを20個抽出してください。
条件:
– 全国的な話題語に偏らず、地名・駅名・施設名・イベント名などの「地域語」を最低5個含める
– 評価・解説・推奨は禁止
– 出力は箇条書きのみ(最大20個)
✅ 特徴
- 発想が現場寄りになる
- 会議で「拾われやすい」語が増える
応用プロンプト④|安全側に倒すフィルター付き
目的 誤解・炎上・対立を生みやすい語を避ける
直近の話題語を20個抽出してください。
ただし、
– 個人名
– 断定的なスキャンダル語
– 誹謗中傷につながりやすい語
は除外してください。
評価・解説・推奨は禁止。
語の列挙のみを箇条書きで出力してください。
✅ 特徴
- 業者側のリスク低減
- 純粋なブレインストーミング素材に近づく
提出用フォーマットを固定するプロンプト⑤
目的 そのまま会議資料に貼れる形で出す
出力は次の形式のみで行ってください。
【日次 露出増キーワード(参考・判断は人が行う)】
– キーワード
– キーワード
(最大20個)
この形式以外の文章は一切書かないでください。
✅ 特徴
- 余計な説明が出ない
- 「判断は人がする」前提を明示できる
必ず入れたい「禁止ワード」
AIが“親切に考え始める”のを防ぐため、
どのプロンプトにも最後に付けるのがおすすめです。
禁止語:
おすすめ、重要、狙うべき、勝ち筋、効果的、刺さる、優先、戦略、提案、理由、解説、結論
これだけで、出力の性格がかなり変わります。
運用イメージ(理想形)
- AI(Copilot)
→ 日次で話題語20個を抽出(判断なし) - 人(会議・チーム)
→ その中から使う語を選ぶ/意味づけする - 実装側
→ 決まった語を反映するだけ
この分業にすると、
AIは発想の起点、人は意思決定の主体になります。
おわりに:AIは「沈黙した優秀な付箋係」
ここで紹介したプロンプトは、
AIを賢くするためのものではありません。
むしろ逆で、
AIを“黙らせる”ためのプロンプト集
です。
- 考えない
- 勧めない
- 判断しない
ただ毎朝、机の上に
無言の付箋を20枚並べてくれる存在。
それが、ブレインストーミング支援におけるAIのいちばん健全な使い方です。
