2025 年 10 月に誕生した 高市早苗政権は、2026 年にいよいよ本格稼働のフェーズへと移ります。通常、選挙のない「政治の空白年」は政局が落ち着くと考えられますが、今年はむしろ “選挙がないからこそ動く政局” が最大の注目点です。
特に、内閣支持率が 75% 前後という異例の高さで推移しており(FNN 調査)、首相の政治的選択肢は大きく広がっています。今年1年間の動きを、4つの観点から整理します。
1. サナエノミクスの具体化と実績作りの年
初の本予算「令和8年度予算」
1 月下旬召集の通常国会で、高市政権として初めての本予算が審議されます。
予算を順調に成立させられるかは、政権の実行力を示す試金石になります。
経済安保・スパイ防止法などの保守アジェンダ
高市政権は保守層から強い支持を得ており、
経済安保の強化
スパイ防止法の本格議論
などが国会で存在感を増すとみられます。
実質賃金のプラス化
2025年は歴史的な賃上げがあったものの、物価高で実質賃金が伸び悩みました。
2026年こそ“実質賃金を安定的にプラスにできるか”が最大の課題と指摘されています。
2. 衆議院解散のタイミングは?政治最大の焦点
専門家や選挙プランナーは、2026年内の衆議院解散の可能性が極めて高いと見ています。
最有力:6月解散説
選挙プランナー松田馨氏は「2026年6月が本命」と予測。
理由は、
・本予算成立後で「政権の実績」が揃う
・高支持率の維持
という“王道タイミング”であるためです。
その他のシナリオ
- 3〜4月:予算成立直後のスピード解散
- 秋の臨時国会冒頭(米国中間選挙を見据えた判断)
- 見送り:2027年6月(総裁選前)まで延期
- 政策効果の浸透待ち
- 経済の不安定リスクを回避
政権内でも「勝てるうちに選挙したい」勢力と、「実績固めを優先」する勢力が拮抗しているとされ、情勢次第で大きく揺れ動きます。
3. 野党と保守勢力:再編は加速するのか
立憲民主党
強い高市人気を前に「能動的に打てる手がない」と野党側議員が語るほど。
対抗軸づくりが急務です。
日本維新の会・国民民主党
維新は「閣外連立」で政権に接近。
国民民主も政策協調を強め、“自民+維新+国民民主”型の連立拡大が注目されています。
日本保守党や参政党など右派勢力
保守層の間では、高市政権誕生を受けて再編や勢力拡大の動きが活発化。
比例で大幅伸長の可能性が指摘される政党もあります。
4. 外交要因:米国・中国との関係が政局に影響
米国:トランプ政権2年目
今年11月の米国中間選挙を控え、
・関税
・防衛費負担
・安全保障戦略
などで日本に対する要求が強まるとの予測もあります。
中国:緊張緩和なるか
高市首相は日中首脳会談で台湾・新疆ウイグル・香港問題について明確な懸念を伝達。
“言うべきことを言える首相”との高評価が保守層の支持を押し上げています。
2026年の重要カレンダー
| 時期 | イベント |
|---|---|
| 1月下旬 | 通常国会召集、高市政権の政策審議開始 |
| 3月 | 令和8年度予算成立 |
| 3〜6月 | 解散可能性①:予算成立直後〜通常国会末 |
| 5〜6月 | 経済動向次第で政局が動く可能性 |
| 10月 | 高市政権発足1年 |
| 11月 | 米国中間選挙。外交方針に影響 |
まとめ:2026年は「実績づくり」と「解散戦略」の二重奏
今年の日本政治は、
▶ 選挙がないからこそ動く政局
▶ 解散総選挙のタイミングが最大テーマ
▶ 高市政権の人気がどこまで持続するかが鍵
という構図が鮮明です。
政策面では、賃金・物価・経済安保・外交など多面的な課題を同時並行で進める必要があり、“本当の意味での高市政権の力量”が問われる一年になるでしょう。




